今回は趣味の漫画について記事を書いていきます。
最近は漫画の業界も出版業者が増え、ネットコミックも増えており、どの漫画がおすすめか選ぶのが難しく時間もそこまで割けず、すべてをチェックしていくのは難しいと思います。
なので今回サッカー経験者(今も一応している)からみてもサッカーを好きになって、モチベーションが上がるサッカー漫画を紹介していきたいと思います。
結論からお伝えしていきます。1位LOST MAN(ロストマン)、2位ブルーロック、3位ファンタジスタをお勧めします。
大きな理由はサッカーをやっていても自分のプレーに参考になるポイントも入っていてお勧めできるので特にサッカーやフットサルを頑張っている方に男女問わずにお勧めしたいです。
物語のあらすじや面白さはもちろん、どういう部分が本当にサッカーに生かせるか?等のポイントを記載していきます。
詳細は各パートで解説していきますのでぜひ見ていっていただけると嬉しいです。
多少のネタバレになる可能性はなりますのでネタバレがダメな方は見ないほうがいいと思います。
- 第3位 ファンタジスタ
- 第2位 ブルーロック
- 第1位 LOST MAN(ロストマン)
サッカーをしている方へおすすめの漫画 第3位 ファンタジスタ
ⅰ)物語(ストーリー)
九州の離島で生まれ育ち、姉の坂本琴音の知識を基にサッカー技術をつけた坂本轍平が主人公です。その後琴音は弱小の東京都立水本高校に赴任し、サッカー部の監督に就任します。
そんなある日、琴音から轍平へ水本高校転入の誘いがあり、強豪の帝東高校と試合当日に登場し、後半から切り札として出場します。
そして轍平の持ち前の驚異的な加速感のあるドリブルとテクニックで早々に得点します。しかし、サッカー初心者の轍平はドリブル以外は知らない状態で徐々に帝東高校に対応されてしまいます。
そんな中轍平は試合の中で’サッカー’そのものを学んでいきます。
同時に帝東高校のエースをスカウトに来ていたイタリアセリエAの名門ACミランスカウトマンロッシが轍平に目を付け、轍平は試合後にスカウトされます。しかし、その誘いを断って水本高校でサッカーを続けていく選択をします。
サッカースキルはあるがサッカー自体は初心者の轍平の挑戦が続いていきます。
ⅱ)面白さ
絵のタッチは少し古い感じはありますがとてもきれいな絵で登場人物もとても好感が持てます。
サッカースキルはあるがサッカー自体は初心者の轍平が主人公の物語なので基礎的だけど大事なサッカー理論を学びながら物語が進んでいきますので経験者も未経験者も読みやすいと思います。
作品名がファンタジスタであるたけに鮮やかなドリブルシーンやテクニカルなパス回しなどのシーンが多く盛り込まれており、とても迫力のある試合シーンが見れると思います。
また轍平が‘ファンタジスタ’として成長していく姿やサッカーの熱さが伝わる良い作品だと思いますのでお勧めいたします。
ⅲ)サッカーにどう生かせるか?
この漫画で一番特徴的なのは坂本撤平がファンタジスタという事です。そして、ファンタジスタとはいろいろな定義がありますがどのような人種をいうのかがわかると思います。
実際に読んでサッカーに生かせる点は轍平がサッカー初心者というストーリーのでサッカーのやり方を学んでいけます。また基礎技術の大事さが特に描かれているように思えます。
最初のパスの使い方やポジションの取り方などの考え方や実際にドリブルのフェイントなども読みやすく描かれていて、試しにやってみると意外と試合に使えるものが多いと思いました。
轍平はファンタジスタとして成長していく内に色々な人に出会い、刺激を受けていきます。ライバルであったり、良きチームメイトや恩師に合う中で上手くいかないこともあるがどうにか乗り越えていこうとする姿はとても良いと思います。
サッカーを続けていく上での大事なメンタルティの作り方も盛り込まれているのかもしれません。
総評としては初心者から経験者の方までファンタジスタとして成長していく姿をサッカーの面白さが存分に描かれていますのでとても面白い作品だと思います
サッカーをしている方へおすすめの漫画 第2位 ブルーロック
ⅰ)物語(ストーリー)
埼玉高校サッカー選手権大会一難高校2年フォワード(FW)の潔世一は最後のチャンスでシュートかパスの選択を迫られるシーンから始まります。世一はパスを選択してしまいますがパスを受けた味方はシュートを外してしまい敗退してしまいました。
世一は全国大会を逃し、最後の瞬間でパスを選んだ自分に後悔をします。そんな世一に日本フットボール連合から一通の便りが届きます。
それは青い監獄プロジェクトの選抜通知であった。ブルーロックと呼ばれ、ユース年代の300人のFWを対象とし、日本代表をワールドカップ優勝に導くことができるFWを養成するプロジェクトでした。
計画の全権を持つ絵心甚八(えごじんぱち)が課す課題に選手たちは挑みますが、失格者は日本代表入りの資格を永久に失うという条件でした。
登場人物たちがサバイバルゲームのような環境でストライカーとしての成長を追っていく物語です。
ⅱ)面白さ
絵の感じはキャラクターの個性が強く出ていて印象的ではありますが、試合の描写はボールを奪ったりシュートを打つ瞬間に集約されており、とても迫力がある描写となっております。
若干パスのつなぎの瞬間や試合の全体感は少しつかみにくい印象です。
面白さはとにかく物語のコンセプトにあると思います。それはとにかく得点にこだわるというテーマであり、物語の中では再現性を高めて得点をとれる選手は「エゴイスト」と表現されています。
これは実際に日本サッカーが昔から言われていた弱点ではありましたが、他のポジションも当時は日本のレベルが世界トップクラスに追い付いていなかったために全体のレベルという部分で隠されていたと思われます。
しかし近年はディフェンスやミッドフィルダーは世界に通用する選手が出てきています。そうなるとやはりとびぬけたFWがいれば可能性は見えてくると思います。
特に得点力があるFWという条件です。この漫画はそこに特に切り込んでいるように思えます。
そしてサバイバルゲームのような斬新な環境という特徴を足すことにより、読者は更に魅了されているのだと思います。
ⅲ)サッカーにどう生かせるか?
この漫画で一番特徴的なのは再現性のある得点能力の開発とエゴイストというメンタリティの大事さという部分だと思います。
サッカーをしているとよくあるのですが、集中しすぎて具体的には思い出せない瞬間があるが凄いプレーができる瞬間があります。
その部分に再現性を持たすことができたらそれは自分の武器を最大限に使いこなせていると言えるでしょう。
実際にスピードや一対一の強さ、体の強さ、身長などわかりやすく再現性が出しやすい武器を宿している選手の方が良いパフォーマンスを残すことは容易かもしれません。
ただし、実際にサッカー選手を見ていくと身体能力がそこまで高いわけではないが勝利の中心にいるエースは実際に何人もいます。
潔世一は他の選手よりもわかりにくい武器を宿していてそれを明らかなにしていく過程とその武器を実際に再現して使いこなせるようになっていきます。それを突き止めるというのは現代サッカーにおいてとても重要だと思います。
またメンタリティの部分も重要です。サッカーは一瞬の判断のスポーツです。特に得点圏となれば猶更です。サッカーのプレーには確実性というものはないと思っています。
ただし可能性が高いか低いかは判断できます。日本は特にチームプレーでは机上の可能性というものに囚われている風潮があります。なので冒頭の世一のパスはチーム的には正しく、チームに求められることでしょう。
ただし外国では違います。結果がすべてとされます。再現性があるのであれば世一のシュートが評価されるでしょう。
ただし評価がされるにはそこまでに数多くの試練を超える必要があるので自分の武器に対してブレないメンタリティという部分が重要になると思われます。
総評として自分の武器をしっかりと分析して再現性を持たせることと武器を信じて試練に挑むメンタリティの大事さが詰まった作品であり、サバイバルゲームのような不思議な物語がどう進むのかこの先の展開がとても気になるおすすめの作品です。
サッカーをしている方へおすすめの漫画 第1位 LOST MAN ロストマン
ⅰ)物語(ストーリー)
ルーマニアでスポーツ代理人を名乗っているサカザキがサッカーの国内リーグ一部昇格を狙っているチームへ勝利請け負い人として自称記憶喪失のマツモトを選手として売り込みます。
マツモトは超絶サッカースキルが高い主人公で、トライアウトの内容も通訳の桂木詩乃の頭にペットボトルをのせてPKエリア付近に立たせ、それをマツモトがサイドからドリブルをし、クロスをあげペットボトルを射抜くという内容でした。
監督は半信半疑でしたがそのチームはサイドバックにいい人材がおらず成功報酬という事で契約することとしました。その後試合でマツモトは成果を残していきます。
その後世界各国で勝利請負人としてサッカーをしていくというあらすじです。その裏で代理人のサカザキはある狙いの為にマツモトをさらなる高みへ押し上げるために色々な動きをしていきます。
ⅱ)面白さ
絵のタッチは少し古い感じはありますがとてもきれいな絵で登場人物もとても好感が持てます。
また草場道輝さんのサッカー漫画らしくしっかりとサッカー理論を基にサッカーの試合の部分やマツモトの成功が描かれているのでとても読みやすいと思います。
そして最初は全てが謎な主人公マツモトと同行しているサカザキの過去やサッカー勝利請負人としてミッションを成功していく内に徐々に物語の中枢に近づいていく過程がとても上手くストーリ構成されていて読んでいて全く飽きない作品となっていると思いますので是非皆様一度お手に取っていただけると嬉しいです。
ⅲ)サッカーにどう生かせるか?
この漫画で一番特徴的なのはマツモトはどのポジションでも行うという事です。
従来のサッカー漫画は元のポジションから新しいポジションになって本領を発揮していく主人公や同じポジションで高みを目指していくサッカー漫画が多かったと思いますがこの漫画は違います。
勝利のためにそのチームにおいて足りないポジションにマツモトが入ることでチーム自体を活性化させていくのがマツモトのスタイルです。とてつもなくユーティリティープレーヤーです。
サッカーという11人で行う上に不確定要素が多いスポーツにおいて、勝利請負人としての生きていくのは大変なことです。なので漫画としては根性系となるか、ありえない展開のオンパレードになるか?と思っていました。しかし、しっかりサッカー理論を基に語られるのがとても良い所だと思います。
特に連載されていた時代から考えるとオフザボールの動きや攻守の際のチームのポジショニングのバランスのとり方等サッカーの勝利には広い視野で動ける事が重要としている点が秀逸だと思います。もちろん一対一の激しい攻防などもしっかりとあります。
総評としてはミステリアスな部分があり物語がどう進んでいくのか予想ができないという部分とマツモトのサッカー感がとてもよく全く飽きないとても面白い作品だと思います。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
自分の私見にはなりますがサッカー経験者におススメのサッカー漫画3選という事で各パートで重要なポイントや面白さを解説させていただきました。
サッカー経験者と冒頭につけましたが未経験の方にも面白さはわかる漫画となっていると思いますし、サッカーをやりたくなる気持ちにさせてくれる漫画だと思います。
是非お手に取ってみていただけると幸いです。もし読んでくださった方や読んだことある方はコメントや違う物語の見方など書いていただけるととてもうれしいです。
最後まで読んでいただいた方ありがとうございます。
今回はこれで終わりーです。
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